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日本の医療職国家試験を整理:所管は厚労省、日本語のみ、年1回の一発勝負

日本の医療系国家試験はすべて厚生労働省が、日本語で、冬の約1か月間にまとめて実施します。このページでは職種ごとの出題形式、直近の合格率、外国で学んだ人の受験ルートを紹介します。

Exams in Japan

The licensing exam for each profession, from our regulator research. Open one to see what it covers.

Doctors

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医師国家試験

Ministry of Health, Labour and Welfare (MHLW, 厚生労働省)

MCQ 400 items (5-option, incl. 'required' 必修 block), 2 days

Nurses

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National Examination for Nurses

Ministry of Health, Labour and Welfare (MHLW, 厚生労働省)

MCQ 240 items (50 required + 190 general/situational), 1 day

Midwives

Pharmacists

Dentists

Physiotherapists

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National Examination for Physical

Ministry of Health, Labour and Welfare (MHLW, 厚生労働省)

MCQ 200 items (general + practical), 1 day

日本の試験制度 早わかり

  • すべての国家試験を所管するのは厚生労働省です。試験は年1回、1月下旬から2月下旬にかけて実施されます。
  • 試験問題はすべて日本語で、英語版はありません。外国で学んだ受験者には、別途、日本語の評価も課されます。
  • 合格率は職種で大きく異なります。直近で確認できた結果は、助産師99.7%、医師91.6%、看護師88.3%、薬剤師68.5%、歯科医師61.9%です。
  • どの試験にも、総得点とは別に合格基準が設けられた「必修」問題があります。
  • 外国の養成機関の卒業者は、まず厚生労働省の受験資格認定を受ける必要があります。医師・歯科医師は予備試験の受験でも構いません。

日本の医学・医療職教育

日本の医学教育は、約80の大学医学部で日本語により行われる6年制の学部課程です。学校の設置は文部科学省(MEXT)が認可し、日本医学教育評価機構(JACME)が国際基準に照らして教育課程を評価しています。歯学と薬剤師を養成する薬学課程も6年制です。看護は、短大や専門学校なら3年、大学なら4年が一般的です。

課程標準的な修業年限卒業後
医学6年国家試験、その後2年間の臨床研修
歯学6年国家試験、その後1年間の臨床研修
薬学(薬剤師養成課程)6年国家試験
看護学3〜4年国家試験

卒業が国家試験の受験資格の基本であり、免許は厚生労働省(MHLW)が交付します。順序に特徴があり、2023年から臨床実習前の共用試験(CBTおよびOSCE)が学生に対する法的要件となりました。免許取得後、医師は全国的なマッチング制度を通じて配置される2年間の臨床研修を修了しなければなりません。歯科医師は1年間です。最新の制度は文部科学省と厚生労働省でご確認ください。

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医師国家試験

Ministry of Health, Labour and Welfare (MHLW, 厚生労働省)

MCQ 400 items (5-option, incl. 'required' 必修 block), 2 days

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年1回、日本語のみ:日本の国家試験の特徴

日本は、言語も実施時期も一本化された代表的な国です。医師、看護師、保健師、助産師、薬剤師、歯科医師、理学療法士などの医療職の国家試験は、厚生労働省が年1回のサイクルでまとめて実施します。試験日は1月下旬から2月下旬、合格発表は3月です。受験を逃すと、次の機会は1年後になります。

この日程は学習計画にも直結します。最終学年の学生は卒業の数週間前に試験を受けるため、実質的な準備期間は卒業後ではなく最終学年の1年間です。外国で学んだ受験者はさらに厳しく、出願の前に受験資格の認定を受けなければなりません。

国家試験を受ける必要があるのは誰か

  • 日本の養成施設の卒業(見込み)者:最終学年に国家試験を受験します。主な受験資格は、所定の養成施設を卒業することです。
  • 外国の医学校を卒業した医師:厚生労働省の受験資格認定を受けるか、予備試験に合格する必要があります。あわせて日本語診療能力調査にも合格しなければなりません。
  • 外国で養成を受けた看護師:厚生労働省の受験資格認定が必要です。インドネシア、フィリピン、ベトナムの候補者は、経済連携協定(EPA)のプログラムからも入国できます。
  • 外国の薬剤師・歯科医師:受験資格認定のルートをたどります。歯科医師には予備試験もあります。

医師には見落としやすい点がもう一つあります。2023年から、臨床実習前の共用試験(CBTとOSCE)が学生に対する法的な要件になりました。つまり国家試験は一つ目の関門ではなく、二つ目の関門です。免許取得後の臨床研修はマッチングで配属が決まり、全国共通の入試はありません。

医師:医師国家試験

所管:厚生労働省。試験は5つの選択肢から選ぶ400問を2日間で解く形式で、必修問題のブロックを含みます。

400選択式の問題数
2日間
91.6%合格率(第120回)
9,139合格者数

第120回は2026年2月7日と8日に実施されました。合格者は9,139人で、全体の合格率は91.6%、新卒者では94.7%でした。この差が示すのは、日本の養成施設を出て初めて受ける人の合格率が非常に高いことです。つまりこの試験は、準備不足にはシビアな一方で、必要以上に上積みしても報われにくい試験だといえます。

  1. 修了する:6年間の課程と、臨床実習前のCBT・OSCEを修了します。
  2. 出願する:2月の試験に向けて厚生労働省へ出願します。
  3. 受験する:必修問題を含む2日間の試験を受けます。
  4. 登録する:3月の合格発表後に医籍へ登録し、マッチングで臨床研修に進みます。

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看護師・保健師:看護師国家試験

看護師国家試験は1日で240問。必修問題が50問、一般問題・状況設定問題が190問です。2026年2月15日実施の第115回では52,666人が合格し、合格率は88.3%でした。合格基準は、必修問題が50問中40点以上、一般問題が249点中166点以上で、いずれもこの年の採点方法に基づくものです。基準は毎年変わるため、目標点ではなく「ルールの形」として理解してください。

受験者数でみると国内最大の医療系国家試験です。別に実施される保健師国家試験の受験者数は、2026年に7,467人でした。受験資格の中心は、指定の看護師養成所または大学の卒業です。外国で養成を受けた看護師は、先に受験資格の認定を受ける必要があります。

助産師:助産師国家試験

日本の助産師は、看護の資格を持つ人が助産の課程を修了して目指す「看護師が先」の養成体系です。試験は1日で、約75問・144点満点。第109回では2,040人が合格し、合格率は99.7%、合格基準は144点中87点でした。受験者は少数で、選抜というより資格確認の関門といえます。

薬剤師:薬剤師国家試験

対策の差がもっとも結果に表れやすい試験です。必修・理論・実践の各領域から345問が出題され、第111回は2026年2月21日と22日の2日間で実施されました。合格者は8,749人で、全体の合格率は68.49%です。新卒者の合格率は86.25%で、既卒者の合格率がそれよりかなり低いことがわかります。受験者は6年制薬学課程の卒業者です。再受験なら、通読をもう一度繰り返すのではなく、弱点領域を軸に計画を立てましょう。

歯科医師:歯科医師国家試験

歯科医師国家試験は2日間で360問です。第119回は2026年1月31日から2月1日に実施され、1,757人が合格しました。全体の合格率は61.9%で、新卒者は80.2%でした。受験者は日本の歯学部の卒業者です。外国の歯科大学の卒業者は、受験資格認定または予備試験を利用します。

理学療法士:理学療法士国家試験

理学療法士国家試験は1日で200問、一般問題と実地問題に分かれます。第61回(2026年2月23日)では11,156人が合格し、合格率は89.7%でした。合格基準は2つの条件からなり、一般問題が277点中167点以上、実地問題が117点中41点以上でした。作業療法士の試験も同じ日に行われます。診療放射線技師、臨床検査技師、救急救命士もそれぞれ約200問の選択式試験を受け、結果は3月に発表されます。

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日本の国家試験を一覧で比較

職種試験名問題数試験期間直近の合格率
医師医師国家試験4002日間91.6%
看護師看護師国家試験2401日88.3%
助産師助産師国家試験約75(144点満点)1日99.7%(第109回)
薬剤師薬剤師国家試験3452日間68.49%
歯科医師歯科医師国家試験3602日間61.9%
理学療法士理学療法士国家試験2001日89.7%

言語と外国資格の扱い

国家試験に英語版はなく、外国の資格が自動的に認められる制度もありません。外国で学んだ医師には、筆記試験を受けられる日本語力に加えて、別途実施される診療能力の調査に対応できる日本語力が求められます。英語から訳して覚えるだけでなく、臨床で使う日本語の用語を最初から学ぶつもりで準備しましょう。

看護師のEPAルートは、もっとも整った受け入れの仕組みで、日本語研修も付いています。ただし誰でも使えるわけではなく、前述のとおり対象は協定国の候補者に限られます。

「必修」問題で何が変わるか

必修は、海外の読者がもっとも誤解しやすい仕組みです。診療に欠かせない知識を問うもので、総得点が高くても、必修の合格基準に届かなければ不合格になることがあります。学習計画には、必修形式の問題だけを解く時間を別枠で設け、単なる項目の一つではなく「安全確認のチェック」として扱いましょう。

TriagePassは厚生労働省から独立したサービスです。過去問の転載は行っていません。上記の合格率と日程は、2026年の試験に関する厚生労働省の合格発表に基づいています。受験を計画する際は、その年の最新の公表内容を確認してください。

Frequently asked questions

日本の医師国家試験は英語で受験できますか?

できません。国家試験はすべて日本語で実施されます。外国で医学教育を受けた医師は、ルートの一環として日本語診療能力調査にも合格する必要があります。

国家試験はいつ実施されますか?

年1回、1月下旬から2月下旬にかけて実施されます。2026年は1月31日(歯科医師)から2月23日(理学療法士)までで、医師は2月7日と8日でした。

必修問題とは何ですか?

診療上とくに重要な内容を問う出題群で、総得点とは別に独自の合格基準があります。看護師の第115回では、必修問題の合格基準は50問中40問で、一般問題にも別の基準がありました。

外国の医学校を卒業した医師はどうすれば受験できますか?

厚生労働省の受験資格認定を受けるか、予備試験に合格したうえで、日本語診療能力調査にも合格する必要があります。最新の手続きは厚生労働省に確認してください。

合格率がいちばん低い医療系国家試験はどれですか?

主な職種では、歯科医師(第119回で61.9%)と薬剤師(第111回で68.49%)です。新卒者の合格率は既卒者よりもかなり高くなっています。

研修医になるための全国統一の入試はありますか?

ありません。臨床研修の配属はマッチング制度で決まり、全国共通の選択式試験はありません。

Last reviewed October 2026

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