医師国家試験は400問を6つのブロックで解きます。A・Dが医学各論(各75問)、C・Fが医学総論(各75問)、B・Eが必修(各50問)。選択肢は5つの択一が中心で、複数を選ぶ問題は「2つ選べ」「3つ選べ」のように選ぶ数が指定されます。第120回の正答値表では、400問中「2つ選べ」が28問、「3つ選べ」が2問でした。数字をマークして答える数値入力型も、1回に3問ほどあります。
6つのブロックを地図にする
ブロックの名前は、内容の種類を表しています。解く順番に並べると、次のようになります。
| ブロック | 区分 | 問題数 | 配点の扱い |
|---|---|---|---|
| A | 医学各論 | 75問 | 一般・臨床の300点に含まれる |
| B | 必修 | 50問 | 必修の200点に含まれる |
| C | 医学総論 | 75問 | 一般・臨床の300点に含まれる |
| D | 医学各論 | 75問 | 一般・臨床の300点に含まれる |
| E | 必修 | 50問 | 必修の200点に含まれる |
| F | 医学総論 | 75問 | 一般・臨床の300点に含まれる |
合計は、各論150問、総論150問、必修100問の400問です。必修を除く300問は各1点で300点、必修は一般問題1点・臨床実地問題3点で200点です。ブロックごとの試験時間は、確認できた公示ページに記載がありません。2日間のどのブロックがどの日に割り当てられるかも、受験票の案内で確認してください。
3つの問題の種類
- 一般問題。知識や判断を問う設問。必修では1問1点。
- 臨床実地問題。症例を提示し、診断や初期対応、検査の選択を問う。連問(同じ症例で2問以上)を含む。
- 必修問題。一般問題と臨床実地問題の両方で構成される。ここで最低限の水準を問う絶対基準がある。
必修の内訳は、民間予備校の第120回分析(二次情報)では、一般問題50問・臨床実地問題50問で、臨床実地問題に2連問が10組含まれていました。この内訳は、必修200点が一般50点+臨床実地150点で構成されることと整合します。
設問の型:選択数指定と数値入力
型は3つあります。
| 型 | 第120回の数 | 注意点 |
|---|---|---|
| 5肢択一 | 残りの大半 | 「正しいもの」と「誤っているもの」を見落とさない |
| 2つ選べ | 28問 | 選ぶ数を指定どおりにそろえる。確信のある1つから決め、残りを消去で絞る |
| 3つ選べ | 2問 | 選択数の指定を設問末尾で必ず確かめる |
| 数値入力 | 約3問 | 設問内の単位・丸め方の指示に従う |
複数選択は合計で30問、全体の7.5%です。「該当するものをすべて選べ」という型は出題されません。選ぶ数が決まっているため、5つの選択肢のうち、まず確実に誤りの3つを消してから残りを比べる、という手順が使えます。当サイトの問題も、複数選択問題では設問末尾で選択数を明示する形式に揃えています。
数値入力型は、選択肢がありません。計算結果を数字で答えるため、単位と丸め方(小数点以下を四捨五入、など)の指示を最初に読みます。検査値の単位は、mg/dL、mmHg、HbA1c(NGSP値)のように、日本で通常使われる表記が前提です。
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画像問題と「過去問類似」
民間予備校の第120回分析(二次情報)では、画像問題は91問、22.8%でした。臨床問題250問のうち86問に当たります。画像の読み方は、領域別の勉強に混ぜて練習するのが効率的です。
同じ分析では、過去問に似た問題やプール問題が77問、約20%でした。過去問の学習が重要な理由の一つですが、過去問の暗記だけに頼らず、出題基準の範囲で理解を広げてください。
出題基準の版と読み方
出題基準は、厚生労働省の医道審議会の部会がまとめます。現行は令和6年版で、令和5年3月に公表され、第118回から適用されています。構成は次のとおりです。
- 必修の基本的事項:18項目。
- 医学総論:9章(保健医療論、予防と健康管理・増進、正常構造と機能、生殖・発生・成長・発達・加齢、病因・病態生理、症候、診察、検査、治療)。
- 医学各論:13章(先天異常・周産期・成長発達の異常から、生活環境因子・職業性因子による疾患まで)。
各章の割合は頻出分野の見方に、必修の18項目は必修対策に載せています。ブループリントの原典は、厚生労働省のPDFで読めます。
ブロック別の意識の置き方
以下は当サイトの提案であり、公式の指示ではありません。
- A・D(医学各論):疾患ごとの診断と初期対応。画像・波形・検査値が絡む症例が多いため、所見を言語化してから選択肢を見る。
- C・F(医学総論):公衆衛生・法令・制度と、検査・治療の選択。数字の記憶が試されるため、確信が持てない問題に時間をかけすぎない。
- B・E(必修):160/200点が条件。臨床実地問題は1問3点なので、禁忌肢を避ける判断と、連問の前提の持ち越しを優先する。
ブロックごとの試験時間と、2日間への割り当ては、確認できた公示ページに記載がありません。受験票の案内を確認したうえで、時間配分を決めてください。
設問の読み方:5つの手順
- 設問の末尾を先に読む。「どれか」「2つ選べ」「3つ選べ」「数値を答えよ」のどれかを確かめる。
- 問われているものに線を引く。診断、検査、治療、機序、予後のどれが問われているかを区別する。
- 症例の重要語を拾う。年齢、性別、経過、バイタルサイン、画像所見を、順に確認する。
- 選択肢を消去する。患者に不利益を与える選択肢を最初に外す。
- 連問は前の判断を持ち越す。1問目の確定した前提を、2問目に使う。
形式を理解したら、3条件の採点を合格基準と禁忌肢のページで確認してください。
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Frequently asked questions
医師国家試験は何問ですか。
400問です。A〜Fの6ブロックで、A・Dが医学各論(各75問)、C・Fが医学総論(各75問)、B・Eが必修(各50問)です。
複数選択は「すべて選べ」ですか。
いいえ。「2つ選べ」「3つ選べ」のように選ぶ数が指定されます。第120回の正答値表では、「2つ選べ」が28問、「3つ選べ」が2問でした。
数値入力型の問題とは何ですか。
選択肢がなく、計算結果を数字でマークして答える問題です。1回に3問ほど出題されます。設問内の単位と丸め方の指示に従います。
必修の一般問題と臨床実地問題は、どこで区別されますか。
配点で区別されます。一般問題は1問1点、臨床実地問題は1問3点です。臨床実地問題は症例を提示する形式です。
出題基準は何年版を見ればよいですか。
令和6年版です。令和5年3月に公表され、第118回から適用されています。厚生労働省のウェブサイトでブループリントを確認できます。