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医師国家試験 guide

神経・運動器・内分泌は約25問:糖尿病の診断と脳卒中の時間窓を正確に

医学各論の神経・運動器疾患と内分泌・代謝・栄養・乳腺疾患について、数字で問われる点と復習の順番を示します。

Updated October 2026. 1 min read

この領域は400問全体の約6.25%、約25問と推定されます。ブループリントの各論Ⅸ 神経・運動器疾患(約9%)と、Ⅹ 内分泌・代謝・栄養・乳腺疾患(約8%)を合わせた約17%です。糖尿病は診断基準が数字で問われ、脳卒中は時間と禁忌が問われます。

約25問400問全体の推定
約6.25%推定配分
6.5%糖尿病型のHbA1c基準(NGSP値)
130/80高血圧の降圧目標(診察室)

配分と位置づけ

各論150問のうち、神経・運動器が約9%、内分泌・代謝・栄養・乳腺が約8%です。合計約17%は約25問になります。概数であり、各回の実際の出題数とは異なります。

範囲:出題基準にもとづく項目

次の項目は、当サイトが令和6年版出題基準をもとに、この領域に割り当てた学習範囲です。

  • 脳梗塞・一過性脳虚血発作(t-PA静注療法、血栓回収療法、病型分類)
  • 脳出血とくも膜下出血
  • 脳腫瘍・水頭症・頭部外傷
  • 髄膜炎・脳炎・Creutzfeldt-Jakob病
  • 神経変性疾患(Parkinson病、ALS、多系統萎縮症)と脱髄疾患(多発性硬化症)
  • 末梢神経・神経筋接合部・筋疾患(Guillain-Barré症候群、重症筋無力症、筋ジストロフィー)
  • てんかん・頭痛・自律神経疾患
  • 脊椎・脊髄疾患(椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、脊髄損傷)
  • 骨折・脱臼・外傷(大腿骨近位部骨折、小児の骨折)
  • 関節疾患(変形性関節症、関節リウマチ、痛風)と骨粗鬆症
  • 骨・軟部腫瘍と小児整形外科疾患(発育性股関節形成不全、Perthes病、骨肉腫)
  • 視床下部・下垂体疾患(先端巨大症、Cushing病、尿崩症)
  • 甲状腺疾患(Basedow病、橋本病、甲状腺癌)
  • 副甲状腺・Ca代謝異常・副腎疾患(原発性アルドステロン症、褐色細胞腫、Addison病)
  • 糖尿病(診断、薬物療法、急性・慢性合併症)
  • 脂質異常症・肥満・メタボリックシンドローム
  • 先天代謝異常と栄養障害(ビタミン欠乏、フェニルケトン尿症)
  • 乳腺疾患(乳癌、乳腺症、線維腺腫)

神経は、脳梗塞・一過性脳虚血発作、脳出血とくも膜下出血、脳腫瘍・水頭症・頭部外傷、髄膜炎・脳炎、神経変性疾患と脱髄疾患、末梢神経・神経筋接合部・筋疾患、てんかん・頭痛。運動器は、脊椎・脊髄疾患、骨折・脱臼、関節疾患と骨粗鬆症、骨・軟部腫瘍と小児整形外科疾患です。内分泌・代謝は、視床下部・下垂体、甲状腺、副甲状腺・副腎、糖尿病、脂質異常症・肥満・メタボリックシンドローム、先天代謝異常と栄養障害、乳腺疾患です。

学習の優先順位

約25問のうち、救急性の高い神経疾患(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血、髄膜炎・脳炎)と、数字で問われる内分泌・代謝(糖尿病、脂質異常症、メタボリックシンドローム)を先に固めます。次に、甲状腺疾患、副腎・副甲状腺疾患、下垂体疾患です。

神経変性疾患や脱髄疾患、筋疾患は、診察所見と検査の組合せで診断する問題が出ます。運動器では、大腿骨近位部骨折、脊椎・脊髄疾患、関節リウマチ・変形性関節症・痛風、小児の整形外科疾患が代表です。乳腺疾患は、乳癌の検診と診断・治療の流れが中心です。

ガイドラインと基準で確認する点

項目内容
糖尿病の診断(糖尿病診療ガイドライン2024)糖尿病型:空腹時血糖126mg/dL以上、75g OGTT 2時間値200mg/dL以上、随時血糖200mg/dL以上、HbA1c 6.5%以上(NGSP値)。別の日の2回の糖尿病型(少なくとも1回は血糖値)で診断。正常型は空腹時110mg/dL未満かつOGTT 2時間値140mg/dL未満
メタボリックシンドローム腹囲が男性85cm以上・女性90cm以上に加え、(1) 中性脂肪150mg/dL以上かつ/またはHDLコレステロール40mg/dL未満、(2) 収縮期130mmHg以上かつ/または拡張期85mmHg以上、(3) 空腹時血糖110mg/dL以上のうち2項目以上
脳梗塞のrt-PA静注療法発症(最終健常確認)から4.5時間以内などの時間窓と禁忌が問われます。数値は、日本脳卒中学会の最新の適正治療指針で確認してください

脳卒中治療ガイドライン2021、動脈硬化性疾患予防ガイドラインも、出題の根拠となるガイドラインです。版を確認してから数値を覚えてください。

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典型的な落とし穴3つ

  1. 糖尿病を1回の測定で診断する。原則は別の日の2回の糖尿病型で、少なくとも1回は血糖値で確認する必要があります。慢性高血糖の症状や確実な糖尿病網膜症があれば、1回の血糖値の糖尿病型でも診断できます。
  2. メタボリックシンドロームの条件を逆にする。腹囲が基準以上であることが前提で、そのうえで脂質、血圧、血糖のうち2項目以上です。腹囲が基準未満なら該当しません。
  3. 古い適正治療指針の数値を覚える。rt-PA静注療法の基準は、指針の改訂で変わりえます。時間窓と禁忌の数値は、最新の適正治療指針で確認してから使います。

復習の進め方

  1. 脳卒中は「時間」を軸に。発症から何時間か、画像でどう見えるか、次に何をするかを、時間軸で並べます。
  2. 糖尿病は診断→治療→合併症の順に。診断基準の表を最初に覚え、急性・慢性合併症へ広げます。
  3. 内分泌は「フィードバック」で。ホルモンの過剰・不足を、上位ホルモンとの関係で整理します。
  4. 運動器は外傷と小児を優先。骨折の初期対応、大腿骨近位部骨折、小児の骨折・整形疾患を先に固めます。

全体の計画は勉強スケジュールに、合格の3条件は合格基準と禁忌肢のページにあります。

Frequently asked questions

この領域は何問出ますか。

400問全体の約6.25%、約25問と推定されます。ブループリントの各論Ⅸ・Ⅹ章の按分で、各回の実際の出題数とは異なります。

糖尿病の診断基準は何ですか。

糖尿病型は、空腹時血糖126mg/dL以上、75g OGTT 2時間値200mg/dL以上、随時血糖200mg/dL以上、HbA1c 6.5%以上のいずれかです。別の日の2回の糖尿病型で診断します。

メタボリックシンドロームの基準は何ですか。

腹囲が男性85cm以上、女性90cm以上に加え、脂質・血圧・血糖の3項目のうち2項目以上です。

脳梗塞のrt-PAの数値はどこで確認しますか。

日本脳卒中学会の最新の適正治療指針で確認してください。

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