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医師国家試験 guide

免疫・感染症・環境は約26問:感染症法の類型を病原体別に固める

医学各論のアレルギー・膠原病・免疫病、感染性疾患、生活環境・職業性因子による疾患について、病原体別の類型と復習の順序を示します。

Updated October 2026. 1 min read

この領域は400問全体の約6.5%、約26問と推定されます。ブループリントの各論Ⅺ アレルギー性疾患・膠原病・免疫病(約5%)、Ⅻ 感染性疾患(約8%)、ⅩⅢ 生活環境因子・職業性因子による疾患(約5%)を合わせた約18%です。感染症は、病原体と類型を対にして覚えると得点が安定します。

約26問400問全体の推定
約6.5%推定配分
約18%各論内のⅪ・Ⅻ・ⅩⅢ章の合計
一〜四類ただちに届出

配分と位置づけ

各論150問のうち、免疫が約5%、感染性疾患が約8%、環境因子が約5%です。合計約18%は約27問ですが、当サイトの領域別推定では約26問としています。概数であり、各回の実際の出題数とは異なります。届出の時期の整理は公衆衛生の領域ページにもあります。このページでは、病原体と類型の対応に絞ります。

範囲:出題基準にもとづく項目

次の項目は、当サイトが令和6年版出題基準をもとに、この領域に割り当てた学習範囲です。

  • アレルギー性疾患(アナフィラキシー、食物アレルギー、花粉症)
  • 全身性エリテマトーデス・強皮症・皮膚筋炎などの膠原病
  • 血管炎症候群(ANCA関連血管炎、巨細胞性動脈炎、IgA血管炎)
  • 関節リウマチ・脊椎関節炎・Sjögren症候群・Behçet病
  • 原発性・続発性免疫不全症(HIV感染症/AIDS)
  • ウイルス感染症(インフルエンザ、麻疹、風疹、水痘、COVID-19、肝炎ウイルス)
  • 細菌感染症(敗血症、黄色ブドウ球菌、レンサ球菌、髄膜炎菌、大腸菌)
  • 抗酸菌感染症(結核の診断と治療、潜在性結核感染症)
  • 真菌・寄生虫・原虫感染症(カンジダ、アスペルギルス、マラリア)
  • 抗菌薬の選択と薬剤耐性(MRSA、ESBL産生菌、CRE)
  • 小児感染症と予防接種(定期接種のスケジュール)
  • 食中毒と動物由来感染症
  • アルコール・薬物依存と急性中毒(拮抗薬、解毒)
  • 喫煙・受動喫煙による健康影響
  • 産業中毒・職業性疾患(じん肺、有機溶剤、鉛)
  • 熱中症・低体温・溺水・放射線障害など物理的原因による障害
  • 渡航医学と輸入感染症(デング熱、マラリア、狂犬病)

アレルギー性疾患(アナフィラキシー、食物アレルギー)、膠原病(全身性エリテマトーデス、強皮症、皮膚筋炎)、血管炎症候群、免疫不全症(HIV感染症)、ウイルス・細菌・抗酸菌・真菌・寄生虫・原虫感染症、抗菌薬の選択と薬剤耐性、小児感染症と予防接種、食中毒と動物由来感染症、アルコール・薬物依存と急性中毒、喫煙、産業中毒・職業性疾患、熱中症・低体温・溺水・放射線障害、渡航医学と輸入感染症が範囲です。

学習の優先順位

約26問のうち、感染性疾患が最大です。第1に、感染症法の類型表と病原体の対応。第2に、細菌・ウイルス・結核・真菌・寄生虫の代表的な疾患の診断と治療。第3に、抗菌薬の選択と薬剤耐性(MRSA、ESBL産生菌、CRE)。アレルギーと膠原病は、アナフィラキシーの初期対応と、全身性エリテマトーデスなど代表的な膠原病の診断基準が先です。

環境因子では、急性中毒の拮抗薬・解毒、産業中毒・じん肺、熱中症・低体温・溺水・放射線障害が出題範囲です。急性中毒は、必修の救急初期診療とも重なるため、禁忌肢にも注意します。

感染症法の類型と予防接種

類型主な疾患届出
一類エボラ出血熱、クリミア・コンゴ出血熱、痘そう、南米出血熱、ペスト、マールブルグ病、ラッサ熱ただちに
二類急性灰白髄炎、結核、ジフテリア、SARS、MERS、鳥インフルエンザ(H5N1)・(H7N9)ただちに
三類コレラ、細菌性赤痢、腸管出血性大腸菌感染症、腸チフス、パラチフスただちに
四類E型肝炎、A型肝炎、デング熱、日本脳炎、マラリア、狂犬病、レジオネラ症、つつが虫病、ボツリヌス症、炭疽 ほかただちに
五類(全数把握)後天性免疫不全症候群、梅毒、百日咳、破傷風、侵襲性肺炎球菌感染症、カルバペネム耐性腸内細菌目細菌感染症、劇症型溶血性レンサ球菌感染症 ほか原則7日以内(侵襲性髄膜炎菌感染症、風しん、麻しんはただちに)

予防接種の定期接種の開始年齢は、ロタウイルス・5種混合・小児の肺炎球菌・B型肝炎が生後2か月から、BCGが生後5か月から、MRが1歳と小学校入学前、水痘が1歳から、日本脳炎が3歳と9歳、DTが11歳から、HPVが12歳から、高齢者の肺炎球菌・帯状疱疹が65歳です。回数と間隔は、定期接種実施要領で確認してください。

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典型的な落とし穴3つ

  1. 類型の所属を取り違える。結核とジフテリアは二類、腸管出血性大腸菌感染症は三類、A型肝炎・デング熱・マラリアは四類です。病原体名の横に類型を書いて覚えます。
  2. 五類全数把握の例外を忘れる。五類の原則は7日以内ですが、侵襲性髄膜炎菌感染症、風しん、麻しんは「ただちに」です。梅毒や百日咳などは原則どおり7日以内です。
  3. 予防接種の開始年齢を月齢と年齢で混ぜる。ロタウイルスなどは生後2か月、BCGは生後5か月と月齢で、MRは1歳と就学前というように年齢で示されます。単位を揃えて表にします。

復習の進め方

  1. 病原体を類型の表に並べる。一〜五類の表を何も見ずに書き写せるまで繰り返します。
  2. 感染症は「感染経路・症状・診断・治療・予防」の5列で。病原体ごとに1行にします。
  3. 膠原病は抗体と臓器障害を対に。疾患ごとに、特徴的な自己抗体と主要な臓器障害を整理します。
  4. 環境因子は物質と症状で。産業中毒、急性中毒、熱中症などを、原因物質・症状・拮抗薬や初期対応で並べます。

全体の計画は勉強スケジュールに、合格の3条件は合格基準と禁忌肢のページにあります。

Frequently asked questions

この領域は何問出ますか。

400問全体の約6.5%、約26問と推定されます。ブループリントの各論Ⅺ・Ⅻ・ⅩⅢ章の按分で、各回の実際の出題数とは異なります。

感染症法の類型は何から覚えますか。

一類から四類は、ただちに届出が必要な疾患です。まず病原体と類型の対応表を書き、次に五類の全数把握の例外を覚えます。

予防接種の回数と間隔は載っていますか。

載せていません。開始年齢は確認できましたが、回数と間隔は定期接種実施要領で確認してください。

食中毒はどこで勉強しますか。

この領域の感染性疾患と、総論の公衆衛生(食品衛生法・食中毒)で扱います。

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