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医師国家試験 guide

公衆衛生は約45問:制度と数字を、表にして取り切る

医学総論の公衆衛生について、配分、制度の数字、取り違えやすい点、復習の進め方をまとめます。

Updated October 2026. 1 min read

この領域は400問全体の約11.25%、約45問と推定されます。ブループリントでは、医学総論の保健医療論が約13%、予防と健康管理・増進が約17%で、合わせて約30%です。民間予備校の分析(二次情報)では、第120回の一般問題150問のうち45問(30%)が公衆衛生でした。法令、制度、数字で問われる部分が多く、表で整理すると得点につながります。

約45問400問全体の推定
約30%総論150問に占める保健医療論+予防の割合
40〜74歳特定健診・特定保健指導の対象
7日以内五類全数把握の届出の原則

配分と位置づけ

ブループリントの総論の章のうち、Ⅰ 保健医療論は約13%、Ⅱ 予防と健康管理・増進は約17%です。各論で最大の章(消化器、約13%)と比べても大きく、勉強時間を割く価値があります。ただし、ここでの按分は推定であり、各回の実際の出題数とは異なります。

範囲:出題基準にもとづく項目

次の項目は、当サイトが令和6年版出題基準をもとに、この領域に割り当てた学習範囲です。

  • 健康の概念・疾病の自然史・一次〜三次予防
  • 社会保障制度(医療保険・年金・介護保険・公費医療)
  • 医療法・医療計画・地域医療構想(5疾病6事業)
  • 介護保険制度(第1号・第2号被保険者、要介護認定、特定疾病)
  • 地域保健法・保健所・市町村保健センター
  • 地域包括ケアシステムと在宅医療
  • 国際保健(WHO、SDGs、プライマリヘルスケア)
  • 人口統計と保健統計(合計特殊出生率、平均寿命、乳児死亡率、周産期死亡率)
  • 疫学の方法(コホート研究・症例対照研究・RCT・バイアス・交絡)
  • スクリーニングと診断精度(感度・特異度・陽性的中率、がん検診指針)
  • 母子保健(母子保健法、乳幼児健康診査、新生児マススクリーニング)
  • 成人保健・高齢者保健(特定健診・特定保健指導、高齢者医療確保法、フレイル・ロコモ)
  • 精神保健福祉(精神保健福祉法の入院形態、自殺対策、依存症対策)
  • 感染症対策(感染症法の類型・届出、定期予防接種、学校感染症の出席停止)
  • 国民栄養と食品保健(日本人の食事摂取基準、食品衛生法、食中毒)
  • 学校保健(学校保健安全法、学校健康診断)
  • 産業保健(労働安全衛生法、健康診断、ストレスチェック、労災・職業病)
  • 環境保健(公害、大気汚染、上水道・水質、廃棄物、化学物質)
  • 医事関係法規(医師法、医療法、薬機法、臓器移植法、母体保護法)
  • 健康増進(健康日本21、受動喫煙対策、たばこ規制)

医療保険、介護保険、地域保健、母子保健、成人・高齢者保健、精神保健福祉、感染症対策、栄養と食品保健、学校保健、産業保健、環境保健、医事関係法規、健康増進にわたります。疫学(コホート研究、症例対照研究、RCT、バイアス、交絡)と、スクリーニングの精度(感度、特異度、陽性的中率)も含まれます。法令や指針の数字を問う問題と、疫学の計算や概念を問う問題が混在します。

学習の優先順位

約45問のうち、数字と要件で取れる問題から固めます。第1に、がん検診、特定健診、母子保健法、介護保険法、感染症法、精神保健福祉法(上の表)。第2に、医療法、医療計画(5疾病6事業)、地域包括ケア、学校保健、産業保健、環境保健の制度。第3に、疫学とスクリーニングの精度、人口統計と保健統計です。

統計の問題は、数値入力型で出ることがあります。合計特殊出生率、平均寿命、乳児死亡率、周産期死亡率などの定義を、分母と分子で言えるようにしておきます。

制度・指針の数字(厚生労働省・e-Gov)

分野押さえる内容
がん検診胃(50歳以上、2年に1回)、子宮頸(20歳以上、2年に1回。HPV検査単独法は30歳以上、5年に1回)、肺(40歳以上、年1回)、乳(40歳以上の女性、2年に1回)、大腸(40歳以上、年1回)
特定健診対象は40〜74歳。メタボリックシンドロームは腹囲男性85cm以上・女性90cm以上+3項目中2項目以上
母子保健法新生児は出生後28日を経過しない乳児。乳児は1歳未満。妊産婦は妊娠中または出産後1年以内。1歳6か月超2歳未満と3歳超4歳未満の幼児に健康診査。2,500g未満の乳児は届出
介護保険法第1号は65歳以上、第2号は40歳以上65歳未満の医療保険加入者。給付には市町村の要介護認定が必要
感染症法一〜四類はただちに届出。五類全数把握は原則7日以内で、侵襲性髄膜炎菌感染症、風しん、麻しんはただちに
精神保健福祉法任意入院、措置入院(指定医2名)、緊急措置入院(72時間以内)、医療保護入院、応急入院(72時間以内)

表の出典は、厚生労働省のがん検診指針、特定健康診査・特定保健指導のページ、e-Govの母子保健法・介護保険法、感染症法の届出のページです。定期接種の回数・間隔、介護保険の自己負担割合と特定疾病の一覧は、本ページでは確認していません。

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典型的な落とし穴3つ

  1. がん検診の対象年齢を一括りにする。胃がんの対象は50歳以上、子宮頸がんの細胞診は20歳以上、その他は40歳以上です。検査方法と間隔(2年に1回か年1回か)も、がん種ごとに異なります。
  2. 母子保健の用語を混同する。新生児は出生後28日を経過しない乳児、乳児は1歳に満たない者、幼児は満1歳から小学校就学の始期までです。母子保健法の定義を、年齢の区切りで暗記します。
  3. 感染症の類型と届出時期を混ぜる。一〜四類はただちに届出ですが、五類の全数把握は原則7日以内で、麻しん、風しん、侵襲性髄膜炎菌感染症はただちにです。例外の3つを覚えます。

復習の進め方

  1. 法令は制度ごとに1枚。対象、期間、窓口(国・都道府県・市町村)の3点で整理します。
  2. 疫学は2×2表で。感度、特異度、的中率、相対危険、オッズ比を、数字を入れて自分で計算します。
  3. 数字カードを毎日。上の表の数字をカードにして、5分だけ確認する習慣をつけます。
  4. 過去問で出方を確かめる。厚生労働省が公表する問題と正答で、どの数字が問われたかを見ます。

全体の計画は勉強スケジュールに、合格の3条件は合格基準と禁忌肢のページにあります。

Frequently asked questions

公衆衛生はどれくらい出ますか。

ブループリントの総論の保健医療論(約13%)と予防と健康管理・増進(約17%)で約30%、総論150問のうち約45問と推定されます。民間予備校の分析では第120回の一般問題の30%でした。

一番優先すべき単元は何ですか。

配点の大きいがん検診、感染症法、母子保健、介護保険、精神保健福祉法の数字です。表にして、毎日見返せる形にします。

疫学の計算問題は出ますか。

数値入力型の問題が1回に3問ほど出ています。感度・特異度などの計算の手順を、2×2表で確認しておくと対応できます。

制度が改正されたらどうしますか。

最新の厚生労働省の資料と法令を確認してください。このページの表は2026年10月21日時点の確認内容です。

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