この領域は400問全体の約4.25%、約17問と推定されます。ブループリントの各論Ⅷ 腎・泌尿器・生殖器疾患は約12%で、各論で2番目に大きな章です。腎疾患・電解質は内科的な思考、婦人科は検診と腫瘍、泌尿器は腫瘍と結石が中心です。
配分と位置づけ
各論150問のうち、Ⅷ章は約12%で約18問に当たります。当サイトでは、この領域を約17問と推定しています。腎・尿路、男性生殖器、女性生殖器にまたがる章で、内科、泌尿器科、産婦人科の知識が混ざります。
範囲:出題基準にもとづく項目
次の項目は、当サイトが令和6年版出題基準をもとに、この領域に割り当てた学習範囲です。
- 糸球体疾患(IgA腎症、ネフローゼ症候群、急性糸球体腎炎)
- 尿細管間質疾患と腎血管疾患
- 急性腎障害(AKI)
- 慢性腎臓病(CKD)と透析
- 水・電解質異常(Na・K・Ca)
- 酸塩基平衡異常
- 尿路結石・尿路閉塞・前立腺肥大症
- 尿路感染症と性感染症(腎盂腎炎、膀胱炎、クラミジア、淋菌、梅毒)
- 腎・尿路・男性生殖器の腫瘍(腎細胞癌、膀胱癌、前立腺癌、精巣腫瘍)
- 子宮頸癌・子宮体癌・卵巣腫瘍
- 子宮内膜症・子宮筋腫・絨毛性疾患
- 月経異常・不妊・避妊
- 更年期障害と閉経後骨粗鬆症
- 女性生殖器の炎症(骨盤内炎症性疾患、腟炎)
- 尿路・生殖器の先天異常と機能異常(停留精巣、尿失禁、神経因性膀胱)
腎は、糸球体疾患(IgA腎症、ネフローゼ症候群、急性糸球体腎炎)、尿細管間質疾患、急性腎障害(AKI)、慢性腎臓病(CKD)と透析、水・電解質異常(Na・K・Ca)、酸塩基平衡異常です。泌尿器は、尿路結石・尿路閉塞・前立腺肥大症、尿路感染症と性感染症、腎・尿路・男性生殖器の腫瘍、先天異常・機能異常(停留精巣、尿失禁、神経因性膀胱)。婦人科は、子宮頸癌・子宮体癌・卵巣腫瘍、子宮内膜症・子宮筋腫・絨毛性疾患、月経異常・不妊・避妊、更年期障害と骨粗鬆症、女性生殖器の炎症です。
学習の優先順位
約17問のうち、水・電解質と酸塩基平衡は内科全体とつながり、得点源になります。腎疾患では、ネフローゼ症候群と急性糸球体腎炎の区別、AKIの原因分類、CKDの管理が基本です。泌尿器では尿路結石と前立腺肥大症、腫瘍(腎細胞癌、膀胱癌、前立腺癌、精巣腫瘍)です。
婦人科は、子宮頸癌・体癌・卵巣腫瘍の診断と進行期、子宮内膜症・子宮筋腫、月経異常、不妊・避妊、更年期障害です。母体保護法と性感染症の届出は、制度の問題として押さえます。
日本の制度で確認する点
- 子宮頸がん検診:細胞診は20歳以上の女性で2年に1回。HPV検査単独法は30歳以上の女性で5年に1回です。
- 梅毒:感染症法の五類全数把握で、原則7日以内に届出します。
- 母体保護法:出題基準の医事関係法規に挙がる法令の一つです。
- 透析・CKD:慢性腎臓病の概念と透析導入の知識は、介護保険や医療費助成の制度と結びついて問われることがあります。
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典型的な落とし穴3つ
- 子宮頸がん検診の2つの方法の対象を混ぜる。細胞診は20歳以上で2年に1回、HPV検査単独法は30歳以上で5年に1回です。対象と間隔を対にして覚えます。
- 電解質異常の治療を原因から切り離す。(編集部の見解)Na、K、Caの異常は、症状と緊急度で対応が変わります。補正の速度に注意が必要な場面を、疾患とセットで整理します。
- 梅毒の届出期限を「ただちに」と覚える。梅毒は五類全数把握で、原則7日以内です。風しん、麻しん、侵襲性髄膜炎菌感染症が「ただちに」であることと区別します。
復習の進め方
- 腎は「どこが障害されたか」で整理する。糸球体、尿細管、間質、血管のどこかを先に決めます。
- 水・電解質と酸塩基は演習で。毎週、血液ガスと電解質の数値を読む問題を数問解きます。
- 婦人科は腫瘍と検診を一緒に。子宮頸癌・体癌・卵巣腫瘍を、検診と症状、治療の順に並べます。
- 性感染症は病原体別に。クラミジア、淋菌、梅毒を、症状・検査・治療・届出で比べます。
全体の計画は勉強スケジュールに、合格の3条件は合格基準と禁忌肢のページにあります。
Frequently asked questions
この領域は何問出ますか。
400問全体の約4.25%、約17問と推定されます。ブループリントの各論Ⅷ章(約12%)の按分で、各回の実際の出題数とは異なります。
子宮頸がん検診は何歳からですか。
細胞診は20歳以上の女性で2年に1回です。HPV検査単独法は30歳以上の女性で5年に1回です。
梅毒は届出が必要ですか。
感染症法の五類全数把握で、原則7日以内の届出が必要です。
水・電解質の問題は難しいですか。
数値の読みと補正の順序が問われます。演習量で慣れるのが効率的です。